演出が嫌味

演出が説明口調なのが良くありませんでした。やっぱり、言葉じゃない演出は重要だと思います。
例えば、シイタケが大嫌いな人がいたとして、その人が「シイタケ嫌い」だという事を伝える手段が色々あります。
シイタケを見た途端、相当嫌そうな顔をしたり、その場から逃げ出したり。半泣きになったりe.t.c
ゲド戦記では、その人が「私はシイタケが嫌いだ」と真顔で言っておわり。


自分で「私は○○ができる」と口で言うのは容易いです。でも、それでは嫌味になってしまう。すぐに納得できないし、実感が沸かない。
実際に、「○○」をやらせた方が、説得力があるし、嫌味が無いような気がします。


近作のテーマは「みえぬもの」(とりあえず形が無いもの)だと思います。
まだ、このテーマは若い監督には重すぎたのでしょう。